荏原町商店街の三間通りで8月26日、「ジャンボのり巻き大会」が行われ多くの人でにぎわった。
今年で24回目を迎える同イベントは「第36回ちびっこ集まれ子ども縁日」の目玉企画。毎年多くの子どもたちが参加し巨大のり巻き作りに挑戦する。今年は幼稚園児、小学生など約500人が参加し、商店街の役員や近隣の中高生など約170人ものボランティアスタッフがサポートした。さらに濱野健品川区長も駆け付け子どもたちとともにのり巻き作りを楽しんだ。
今年ののり巻きは約144メートル。材料はすし飯=約450キログラム、卵焼き=19センチメートルを880本、キュウリ=800切れ、かんぴょう=5.5キログラム、かまぼこ(30センチメートル)=520切れ、おぼろとデンプ=30キログラム、焼きのり=通常の1.5倍の幅にしたものを1,400枚用意。仕込みは同商店街にある料亭「秀」の料理人が行い、焼きのりは地元ののり店が1カ月以上かけてすべて手作業でつなぎ合わせたという。
のり、すし飯、具材と順に並べ、参加者全員で息を合わせて巻いていく。「おもしろい」「早く食べたい」とうれしそうに話す子どもたちの姿も。30分ほどで完成し、参加者全員で掛け声に合わせて巨大のり巻きを持ち上げると歓声がわいた。
完成したのり巻きは切り分けられ、参加した子どもたちに参加賞として配られたほか、500円で販売された。
同商店街振興組合弁天通り会の町田勝栄会長は「1年に1度、地元の人たちでにぎわい喜ばれるイベント。子どもたちにとっても、夏休みの日記の1ページを埋める良い思い出になるのでは」と話す。