大森駅近くの「水神湯」(品川区南大井6、TEL 03-3761-1425)が昨年11月にリニューアルオープンし、約2か月が過ぎた。
同銭湯は川口行夫さんが兄弟で経営する公衆浴場。1952(昭和27)年から57年営業している。老朽化が進んだため、浴室や脱衣所、番台などの内装をすべてリニューアルした。
特徴は地下水をまきでたきあげた湯。まきでたくことで、「湯質がやわらかく内側から温まる」「チクチクした刺激がない」と利用客から好評だという。「まきで水を高温にたくため、分子量の変化が起きて柔らかい湯になる。ガスや電気と比べて、廃材であるまきを利用しているので環境にも優しい」と川口さん。
川口さんは「湯が浴槽からザブーンとあふれる風呂は気持ちいいので、湯量の多さにはこだわっている。今回のリニューアルで浴槽の壁画はなくなったが、のびのびと手足を伸ばして入浴できる広さを確保した。気持ち良く入っていただける銭湯を心掛けていくので、マナーを守って楽しくご利用いただければ。これまで銭湯に縁のなかった若い人や家族連れも、ぜひ入りに来てほしい」と話す。
営業時間は15時~22時30分。土曜定休。入浴料は450円。