荏原町商店街に昨年12月22日、中華料理店「香港厨房 風香園(ふうかえん)」(品川区旗の台4、TEL 03-3783-6787)がオープンした。
オーナーの鈴木美偉さんは中国福建省出身で約10年前に留学のため来日。その後結婚し、姉が経営する飲食店を手伝ううちに、自分の店を持ちたいと思うようになったという。現在子育てと両立している鈴木さんは「店との両立は本当に大変」と笑う。店舗面積は22坪、席数は最大50席。
料理は、粥(かゆ)や点心などの本格香港料理を提供。「海鮮おこげ」(980円)、「カニ豆腐」(780円)、「タンタンメン」(780円)、「香港のタクシー運転手が仕事の合間にかき込んで食べた」という甘辛い中華丼「香港タクシー飯」(780円)などを用意。 このほか粥と香港焼きそばがセットになった「香港焼きそばセット」(880円)、漢方入りの「健康お粥」「フカヒレお粥」(以上1,080円)なども。
ランチメニューは半チャーハンと杏仁豆腐がセットになった「ラーメン」(580円)、「野菜タンメン」(680円)、「スーラータンメン」(880円)などが人気だという。ドリンクは生ビール(390円~)、紹興酒(450円~)、日本酒(400円~)、サワー(350円~)などを用意。現在、キャンペーンで生ビールを280円、紹興酒を1合=250円、2合=400円で提供している。
「下町で優しい人柄を感じた」と荏原町を選んだ鈴木さん。オープン後の利用客について、「昼に毎回スーラータンとビール3杯を注文するおじいさんなど年配の方が多い。プーアル茶などの中国茶も用意しているので、ティータイムにのんびりご利用いただいても」と話す。
営業時間は11時~24時。