大井町のカレー店が二毛作営業-夜は串揚げ居酒屋「新世界」に

「新世界」の外観。主にカレー店を担当するスタッフのラニ・ヒメネス・ボルハさん。右横には春夏秋冬が同じく経営する「もつ鍋 もつ焼き ジンギスカン 北一倶楽部」があり、両店舗は店内でつながっている。

「新世界」の外観。主にカレー店を担当するスタッフのラニ・ヒメネス・ボルハさん。右横には春夏秋冬が同じく経営する「もつ鍋 もつ焼き ジンギスカン 北一倶楽部」があり、両店舗は店内でつながっている。

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 大井町の東急大井町線のガード下に店を構えるカレー店「カレーファクトリートウキョウ(C.F.T)」(品川区大井1、TEL 03-3774-9789)が、夜は「串かつ新世界」として二毛作営業を開始して約半年が過ぎた。

夜は串揚げ居酒屋の「カレーファクトリートウキョウ」の店内。

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 経営はケータリングや冠婚葬祭の仕出し、「まぐろ丼 三崎市場」などの飲食店運営を行う春夏秋冬(本社=川崎市高津区)。

 同店は7~8年ほど前に全国的に讃岐うどん店の出店が加速した「讃岐うどんブーム」のさなか、セルフの讃岐うどん店としてオープン。やがてブームが過ぎ去ると海鮮丼店にリニューアルした。しかし大井町には「三崎市場」をすでに出店していたことから、約5年前にカレー店「C.F.T」に業態転換したという。

 今回、二毛作営業への切り替えは「夜間の売り上げが伸び悩んだため」(同社)。すでに「都立大学店」「菊名駅前店」で営業している「串かつ 立ち呑み処 新世界」が好評を得ていたことから同業態を取り入れた。「新世界」のコンセプトは「大阪」。安価なメニューで気軽に飲める串揚げ居酒屋を目指す。店舗面積は約10坪で席数は15席。

 メーンメニューは牛串(180円)、鶏ネギ(150円)、玉ネギ、シイタケ(以上120円)などの串揚げ。このほか、独自のルートで札幌・佐藤水産から仕入れた「マグロの尾の身」(120円)、「鮭のルイベ」(350円)、「カンパチのあら煮」(280円)などの魚料理も提供する。ドリンクは、生ビール(中=390円)、ドリンク各種(320円~)。

 同社店舗開発課長の高橋由美さんは「とにかく当社の社長は食べることが大好きで、さまざまな業態にチャレンジしている。『食文化を通じて人の心と体の健康に寄与する事業』が企業理念なので、おいしいものでお客さまに感動していただければ。地元の方々に愛される店舗に育てていきたい」と話す。

 営業時間は、「C.F.T」=11時~14時(月曜~金曜)、「串かつ新世界」=15時30分~23時30分。日曜定休。

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