目黒駅東口からほど近い住宅街に京料理店「紫惟」(品川区上大崎3、TEL 03-5792-5650)がオープンして約2カ月が過ぎた。
同店を経営するのは、テレビ時代劇の三代目・水戸黄門役で知られる佐野浅夫さんの妻・佐野以句子さん。元芸妓(げいこ)で、京都祇園の貸席の女将(おかみ)を務めていたという以句子さんが、「勉強のために購入した絵画コレクションを活用したい」と出店した。
白を基調とした店内はギャラリーも兼ねており、現代画家の和田直樹さん、湯山俊久さんなどの油絵を飾る。席数は、20席。
ランチメニューは、日替わりで内容が変わる「松花堂弁当」と「鯛茶漬け」(各15食限定=1,200円)のみ。ディナーは予算や料理のリクエストに応じた京懐石を中心に提供する。
今後について、以句子さんは「型にはまらない京都流のおもてなしを提供していきたい。自分一人の接客では限界があるので、ランチメニューは予約していただければ」とほほ笑む。
営業時間は11時30分~14時、17時30分~21時。日曜・祝日定休。