品川駅構内の自由通路(港区港南2)に大型液晶ディスプレーを用いたデジタル広告媒体「J・ADビジョン」が設置されて約1カ月が過ぎた。
JR東日本(渋谷区)は2008年7月、東京駅八重洲南口コンコースへ試験的に設置。以降、首都圏を中心に設置を進め、昨年度末時点で12駅18カ所、計170面を展開している。品川駅は、最大規模となる44面が設置され、3月29日より放映を開始した。運営管理・広告販売はグループ会社のジェイアール東日本企画(同)が行う。
動画コンテンツの利用が増加していることから、今年度より名称を「デジタルポスター」から「J・ADビジョン」に変更。メリットについて、同社交通媒体本部業務推進部・小柴亨さんは「時間帯・平日休日等で意匠を変えて表示できる」「複数の動画・静止画を切り替えて上映できる」「特に品川自由通路は面数が多く、エリアジャック的な活用が可能」の3点を挙げる。
広告料金は1社1週間で100万円。4月30日現在のクライアントは、清涼飲料メーカー、家電メーカー商社、映画会社などが入っているという。設置後の反響については、「各クライアントから概ね好評をいただき、各週とも複数のクライアントから申し込みをいただいている」と話す。
今年度も100面程度の設置を進める予定。