目黒駅東口前で路面補修工事-1平方メートル当たり約1万4,650円

今年4月に撮影した目黒駅東口前の様子。上から見るとすでに「遮熱性舗装」が施された道路の目黒通りの色がグレーになっていることがわかる。ロータリーの「半たわみ舗装」が完成すると色が白っぽくなるという。

今年4月に撮影した目黒駅東口前の様子。上から見るとすでに「遮熱性舗装」が施された道路の目黒通りの色がグレーになっていることがわかる。ロータリーの「半たわみ舗装」が完成すると色が白っぽくなるという。

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 JR目黒駅東口前のロータリー付近(品川区上大崎3~2)で現在、路面補修工事が行われている。

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 工事費は3,700万円で、1平方メートル当たり約1万4,650円。施工は前田道路(品川区)が請け負い、工事は4月上旬から始まった。

 歩道に施すのは、ILB(インターロッキングブロック)と呼ばれる「歩道透水性舗装」。同社担当者によると、「雨がそのままアスファルトの下の土に還るよう、雷おこしのような構造」になっており、降水時に雨水が店先に入ることを防ぐ。街きょ(歩道と車道の境に設置されたL型の側溝)工事ではこう配を緩やかにし、歩きやすく改良する。

 ロータリーは「半たわみ舗装」。開粒度アスファルト混合物のすき間に特殊セメントミルクを浸透させて仕上げる工法で、アスファルト舗装のたわみ性とコンクリート舗装の剛性を複合的に活用する。主に、交差点付近、バスターミナル、高速道路料金所、パーキングなどアスファルト舗装では夏場の高温期に流動が問題となる個所で多く使用されている。

 すでに完了しているが、2月~4月にかけて目黒通りには「遮熱性舗装」の工事が行われた。ヒートアイランド現象を抑制するもので、特殊な塗料で熱を分散させ夜間の熱の放出を防ぐ。これにより、アスファルトの温度を上昇させない効果がある。前田道路の遮熱性舗装「ヒートオフペイプ」では、高速道路や幹線道路などの車道に採用される排水性舗装に比べて、路面温度の上昇を約10度抑制するという。

 工事完了は7月下旬を予定している。

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