五反田駅を起点に運行する都営バスに8月1日より、北海道根室市初となるラッピングバスが登場した。
バスを通じて根室市の水産物をアピールする。根室市の水産業は、北洋サケ・マス・サンマ・スケトウダラ、ホタテガイなどの漁船漁業、秋サケなどの定置網漁業、コンブ、ウニ、アサリなどの採貝藻漁業から成っており、道内漁業生産の約2割弱を占める。
運行は、六本木ヒルズ・六本木駅を経由する系統「反96」。バスには、根室沖でのみ漁獲できる「花咲ガニ」、日本一の水揚げ量を誇るという「サンマ」のラッピングを施した。
根室市水産経済部水産港湾水産振興Gの干野満広さんは「駅ナカなどさまざまな発展が顕著で、羽田空港からのアクセスも良く、新幹線の停車駅でもある『品川駅』を中心とした地域を選定した。品川は、ビジネスマンや観光客が多く、流行に敏感な方々が多いという調査結果もある。根室産の水産物をより多くの消費者に知っていただければ」と話す。
運行期間は1年間で、反応次第で継続の可能性もあるという。