SNSサイト「NAVER cafe(ネイバーカフェ)」を運営するネイバージャパン(品川区大崎2)の会議室で12月17日、お笑い芸人のWコロン・ねづっちさんが「謎かけ100問回答」に挑戦した。
10月5日にサービスを開始したばかりの同サイト。ユーザーが、グルメ・旅行・ファッションなど特定のテーマに関する「カフェ(コミュニティ)」を開設・参加することで、共通の「つながり」を持つメンバー同士で集まることができる。画像や文章、地図(位置情報)などを共有できるほか、集合時間を指定してメンバーに通知する「イベント機能」を利用し、チャット感覚で同じテレビ番組やスポーツを見ながらコミュニケーションを楽しむことも可能。
同イベントでは、謎かけのお題をサイト内のコミュニティー「お笑いカフェ」で募集。「2010年総決算! 今年印象に残ったコト」をテーマに、挑戦中もリアルタイムで受け付けた。達成すると、ギネスに申請する権利を獲得する。
ねづっちさんは「整いました」の掛け声で知られる「謎かけ芸人」。今月1日に発表された「ユーキャン新語・流行語大賞」では、この掛け声がトップテン入りを果たした。これまでの個人記録は、2分間で11問回答。挑戦直前、「何が何でも達成したい」と意気込んだものの、「パスはできないんですか?」と弱気な一面ものぞかせた。
前半30分で休憩を5分挟み、後半30分。お題は「ネイバーカフェ」からスタートし、「上海万博」「ノーベル賞」「ワールドカップ」など今年注目された出来事などのほか、「海老蔵」「キャンドル・ジュン」など話題を集めた人物なども挙がった。
ねづっちさんが挑戦する様子を見守る同社社員からは、「浅田真央とかけて、埋蔵金の行方はお前に任せると解く。金はソチに託します」、「タバコ値上げとかけて、マラソンをすぐにリタイアする人と解く。ゼイゼイ(税)言って根(値)を上げる」など、切れのある謎解きに「おお~」という歓声や拍手が送られた。
前半終了時点で51問をクリア。「東北新幹線」のお題に新潟新幹線「トキ」の名前を挙げ、サイト上でユーザーに間違いを指摘されるハプニングがあったものの、1度もパスを出さずひたすら謎解きを進めていった。
100問目のお題「なぞかけ」に、「催眠術と解く、その心はかけたり(掛けたり)といたり(解いたり)して心を引き出す」と満面の笑みで応えたねづっちさん。52分27秒で記録達成となった。
新記録達成に会場は沸き、ねづっちさんが大好きだという焼酎「鏡月」1年分が贈られた。ねづっちさんは、「中には反応が薄いものがあったが、クオリティーは今後の課題にしたい」と振り返り、「応援、ありがとうございました。100問はさすがに疲れるので、適量の謎かけで頑張っていきたい」と会場の笑いを誘った。
同社のマーケティングコミュニケーションチームマネジャーの矢嶋聡さんは「今後もこうしたイベントを継続的に行うことで、利用者数を増やしていきたい」と意気込む。