エキュート品川(港区高輪3)1階に6月20日、和菓子店「空也」の新業態「空いろ」がオープンした。
1883(明治17)年創業の同店。夏目漱石の小説「吾輩は猫である」にも登場する老舗和菓子店で、「空いろ」は銀座本店以外で展開する初のショップとなる。エキュート東京店が8日にオープンしており、品川店は2店舗目。品川駅を利用するビジネスパーソンをターゲットに据える。
「空也」で長年大切にしてきたという「素材へのこだわり」はそのままに、「洗練されたコンセプト、現代的センス」でアレンジした商品を提供。あんは、粒あんのほか小豆、大豆、白いんげんを、それぞれ丸ごと漉(こ)して作った3種の「○(まる)あん」を用意する。
販売商品は、粒あんと○あん3種の計4種をそろえるどら焼き「たいよう」(130円)、白いんげんの○あんと大納言をサンドしたクッキー「つき」(230円)、小豆の○あん、白いんげんの○あんを味わえる生菓子「くも」(210円)、あん4種の瓶詰め「ほし」(クッキー付き1,200円、あんのみ550円)。
「空也」五代目の山口彦之さんは「お土産の需要が高い東京店に比べて、品川店の方がより日常使いの店舗になるのでは。乗り換えなどで毎日品川駅を利用されるお客さまに気に掛けていただけるよう努力していきたい」と話す。
営業時間は8時~22時(日曜・祝日は20時30分まで)。