目黒駅前商店街振興組合青年部(品川区上大崎2)は9月4日、秋の恒例イベント「第16回 目黒のさんま祭り」を開催する。場所は、場所は誕生八幡神社(品川区上大崎2)近辺から目黒通りにかけての周辺一帯。
岩手県宮古市直送のサンマ6000匹を無料で振る舞う同イベント。毎年多くの人でにぎわい、昨年は、最高気温が34度を記録する中、上大崎3丁目の交差点からJR山手線沿いを目黒駅近くまで行列が伸びた。12時の時点で約5000人が列を成し、行列のピークは11時ごろだった。
今年は、「がんばれ! 岩手県宮古市」をテーマに東日本大震災のチャリティーを実施。会場に募金箱を設置するほか、目玉商品として「がんばれ! 宮古市」と書かれた木札の携帯ストラップを500円で販売し、売り上げを義援金に充てる。
このほか、スダチ1万個を提供する徳島県神山町、本格備長炭を提供する和歌山県みなべ町など各団体が宮古市に対する支援を検討中。
当日は、誕生八幡神社で入場無料の落語会「目黒のさんま寄席」も開催。開演は10時で、4部構成。当日は、「目黒のさんま放送局」(FMラジオ)で中継も行う。周波数は88~89メガヘルツ。生中継の時間帯以外は録音音声を放送する。
品川区と宮古市は、「目黒のさんま祭り」が縁で災害時における相互援助協定を締結。3月16日に救援物資第一弾を送っており、目黒駅前商店街振興組合も義援金のほかさまざまな救援物資を用意した。その後、何度か救援物資を届けており、5月29日には「目黒のさんま祭り」実行委員長の中崎政和さんも同行。宮古市の山本正徳市長から「今年もぜひサンマを提供したい」と申し出があったという。
中崎さんは「宮古市にサンマを提供していただいて今年で13回目になるが、漁獲量が落ちて価格が高騰した時など、どんな時でも6000匹を用意していただいた。せっかくのご厚意に感謝し、できるだけ応援していきたい。当日は宮古水産高校の生徒さんが缶詰を販売してくれる。現地の皆さまにとっても、『さんま祭り』がリフレッシュできる場となれば」と話す。
開催時間は10時~14時(終了予定)。