中延商店街で9月17日、「第12回 中延ねぶた祭り」が開催される。
2年に1度行われる同イベント。毎年「よさこい祭り」と交互に行っており、今年は「よさこい祭り」の年だったが、東北地方の復興を願い特別開催を決めた。20年以上前、現在の福島県須賀川市長沼町と交流があった縁で始まった。長沼町のねぶたを譲り受けるなどしていたが、その後は青森県黒石市の観光大使と知り合った縁で青森のねぶたを取り入れている。現在は黒石市のねぶたが主流だという。
当日は、高さ5~6メートルの大きなねぶたが、おはやしとハネト(踊り手)と共に商店街を練り歩く。ハネトは自由参加で、飛び入り参加も可。募金箱を設置するほか、黒石市の名物「つゆ焼きそば」などの飲食屋台が出店。地元の小学生による「よさこいソーラン」や子どもたちのバンド演奏、黒石市伝統の「よされ踊り」も披露される。今年初めて、13センチ~20センチのミニチュアねぶた「金魚ねぶた」(1,200円)の発売も予定。イベントに合わせて、16日~18日には東中延公園(東中延2)では岩手県宮古市と宮城県石巻市の物産展も。
浅海直一実行委員長は「昨年の人出は2万人ほど。今回の祭りで東北を元気にし、自分たちも元気になりたい。商店街のアーケードギリギリのダイナミックなねぶたが魅力なので、ぜひ多くの方に楽しんでいただければ」と話す。
開催時間は、昼のイベント=12時~15時、ねぶた運行は16時~20時。物産展は10時~17時。