広域品川圏のニュースを扱うインターネットサイト「品川経済新聞」が4月19日、創刊5周年を迎えた。運営は、さまざまなメディアの企画・編集・取材・原稿執筆・運営などを手掛けるノオト(港区高輪3)。
品経5周年を祝い5段バーガーを贈った「五反田バーガー倶楽部」。スタッフの丸井俊輔さん(左)と宮野元希さん
同媒体は2007年4月、「みんなの経済新聞ネットワーク」(本部=東京都渋谷区)の一媒体として開設。社内の記者2人が品川区をメーンに白金高輪や田町といった港区の一部地域を取材している。1日1~2本ペースで記事を公開し、これまでに1500本以上のニュースを配信した。
この日は、「品経」5周年を祝おうと、品川区を代表するゆるキャラたちが同社に集合。大崎駅西口商店会のマスコットキャラクター・大崎一番太郎と、戸越銀座商店街のマスコットキャラクター・戸越銀次郎が登場。品川経済新聞の記者たちを笑顔で激励した。
同媒体で以前取材を受けた「五反田バーガー倶楽部」(品川区)は編集部にハンバーガーを贈った。「『品経』5周年を祝ってパティを5枚挟んだ。これを食べてこれからも頑張ってください」とスタッフの丸井俊輔さん。
宮脇淳編集長は「5年間、ろくに広告営業もやらずによく続けているなぁ~と自分でも感心している。ただ、若い記者自身も楽しんで記事を書いているので特に焦りはない。目先の利益にとらわれすぎず、ミドルメディア特有のフットワークの軽さを武器に、日々の街の変化を読者に届けるのが一番大事」と話す。
さらに、「5年はあくまで通過点。品川経済新聞のエリアには、田町~品川間の新駅構想地域や江戸情緒が残る下町エリア、日本有数の商店街など、多様な『表情』がある。ハイパーローカルメディアの面白さは何と言っても『人』の存在。品川経済新聞の記事は、できるだけ取材対象者の顔写真を掲載している。これには引き続き、大いにこだわっていきたい」とも。