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「目黒のさんま祭り」今年も開催へ-高騰に負けず宮古から約7000匹

「目黒のさんま祭り」昨年の様子

「目黒のさんま祭り」昨年の様子

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 目黒駅前商店街振興組合青年部(品川区上大崎2)は9月9日、秋の恒例イベント「第17回 目黒のさんま祭り」を開催する。場所は、目黒駅東口のりそな銀行前(品川区上大崎3)から目黒通りにかけての周辺一帯。

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 岩手県宮古市直送のサンマ約7000匹を無料で振る舞う。毎年多くの人でにぎわい、昨年の推定来場者数は約3万人。「目黒のさんま祭り」実行委員長の中崎政和さんは、「サンマをもらうための列は、目黒駅東口のりそな銀行前から目黒通り沿いに続き、上大崎交差点を五反田側に折れる。さらに、上大崎3丁目の交差点から山手線沿いに目黒駅方面に伸び、上大崎3丁目をほぼ1周してしまった」と話す。

 昨年に引き続き、東日本大震災復興支援のチャリティーを実施。会場に募金箱を設置するほか宮古市の写真パネルを掲出する。「昨年のパネルと比較できるように展示するので、被害状況や復興に向かう様子をぜひ見てほしい」と中崎さん。

 当日は、誕生八幡神社で入場無料の落語会「目黒のさんま寄席」も開催。9時に整理券を配布し、9時30分開場、10時に開演する。「目黒のさんま放送局」(FMラジオ)で中継も行う。周波数は88~89メガヘルツ。

 今年は、水産庁が北西太平洋のサンマの推定資源量を昨年の3分の2と発表するなど、漁獲量が落ちてサンマの価格が高騰している。「宮古市にサンマを提供していただいて14回目。漁獲量が少ない中、今回もさんま祭りのために約7000匹を確保していただく予定で、本当に感謝している」と中崎さん。「目黒駅前を盛り上げたい、という思いで私財を投じてやってきた祭りがこんなに大きくなって感慨深い。当初は区の予算を使うなんて想像もできず、そもそも区の補助制度があることすら知らなかった」と苦笑い。「これからも、この祭りが目黒駅前の繁栄に貢献していければ」と語る。

 開催時間は10時~14時(予定)。

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