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山手線30番目の新駅テーマにTシャツ-マニアパレルが受注生産

江守さんとBAD_ONさん。新駅建設予定のJR山手線品川駅―田町駅間を背景に、札の辻陸橋にて撮影

江守さんとBAD_ONさん。新駅建設予定のJR山手線品川駅―田町駅間を背景に、札の辻陸橋にて撮影

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 テトラポットやダム、廃虚など、マニアックなモチーフのTシャツやぬいぐるみ、手ぬぐいを制作するアパレルブランド「マニアパレル」は10月、品川駅-田町駅間に2020年に新設されると「うわさ」の山手線30番目の新駅をイメージした「山手線新駅T」を発売した。

私は山手線に新駅ができる本当の理由を知っています

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 Tシャツは、今年8月に刊行された「山手線に新駅ができる本当の理由」(市川宏雄さん著、メディアファクトリー新書)とのコラボ。担当編集者の江守敦史さんが、マニアパレルのBAD_ONさんに声を掛けたのがきっかけだ。

 BAD_ONさんは、会社員を続けながら個人で同ブランドを運営している。これまでにも、東池袋のジュンク堂書店池袋本店(豊島区)で行われた「毒書の秋100冊」で「毒ボトル」や「毒Tシャツ」、「毒づくし手ぬぐい」を販売、下北沢でテトラポット専門店を期間限定でオープンするなど、さまざまなアイテムを作ってきた。

 「ネタものにこそクオリティーを」をモットーに、TシャツはBAD_ONさん自身がデザインし、プリントはアパレル製品を手掛けるメーカーに依頼。生地の厚さは洗濯しても伸びず、洗濯を繰り返して着られるよう、生地の厚さにもこだわった。素材は綿100パーセント。デザインは数案用意し、ブログや飲み会での投票結果をもとに、一番支持を集めた図案をあしらった。

 新駅Tシャツの売れ行きについて、BAD_ONさんは「本は5刷目、2万6000冊近く売れているベストセラーなのに、Tシャツは今のところ15枚売れたのみ。『よくぞ作ってくれた』『背面のデザインで購入をちゅうちょした』など、反応はさまざま」と苦笑い。

 Tシャツの売れ行きを心配する江守さんは「暖かくなったら、このTシャツの着用をマストにした品川街歩きイベントを企画してみては」と提案。これに対し、BAD_ONさんは大いにうなずきながら、「新駅開業は2020年らしいので、8年は着ることができる。今から背中でアピールしてもらいたい」と話す。

 Tシャツは完全受注生産で、サイズはXS~XXLを用意。カラーは定番のグリーンほか、ブラック、アーミー、ネイビー、エンジの計5色をそろえる(別カラーのオーダーは応相談)。価格は2,400円(別途送料、1枚につき400円)。注文は公式ブログから。

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