大井町のきゅりあん(品川区東大井5)の1階小ホールで2月27日、映画「うまれる」の自主上映会が行われる。主催は、映画「うまれる」上映実行委員会☆こどもっと品川。
同作は、妊娠・出産・育児・流産・死産・不妊・障がいなど、出産を切り口にしたドキュメンタリー映画。登場する4組の夫婦を通して、「生きる」ことについて考え、向き合う。
上映会開催のきっかけについて、同委員会の雨宮みなみさんは「私自身この映画を見て、心の奥が震えるような感覚になり、涙が止まらなかった。年齢や性別、立場に関係なく、温かいものを感じることができる。多くの人に見てもらい、『生きる』ことについて前向きになってもらえたらと思い企画した」と話す。品川区内での上映は今回が初となる。
フェイスブックなどを通じて仲間内で連絡を取り合い、商店街や児童センターなど、40カ所以上にチラシを設置できたという。
「主旨に共感してくれる人が多く、つながりが広がっていったことは大きな収穫。映画を一つのきかっけとして、子どもに優しいまち、環境づくりに取り組んでいきたい」と、雨宮さん。「子どもを持つお母さんやお父さん、妊娠中の人だけでなく、保育士など、子どもと関わるさまざまな人の力になりたい。同じ気持ちを持つ仲間と協力し、子育て支援のイベントを行っていければ」と抱負を語る。
上映は全4回で、時間は10時~、13時~、16時~、19時~(開場は上映の30分前)。チケットの料金は一般=1,300円(前売り=1,000円)、シニア(65歳以上)・障がい者・学生=800円、3歳以上~小学生=500円、3歳以下無料。チケットの購入法は公式サイトで確認できる。