五反田・大崎郵便局近くに3月25日、「旬八(しゅんぱち)青果店 五反田店」(品川区西五反田2、TEL 03-6417-3581)がオープンした。店舗面積は約20坪。
経営はコンサルティング事業や食品通販事業を手掛けるアグリゲート(港区)。経営理念として「未来に“おいしい”をつなぐ」を掲げ、食をテーマにしたイベントの企画運営なども行う。
同店は目黒店(中目黒4)に次ぐ2号店。都会に暮らす人々に各地の農作物を販売することで、都市と地方の架け橋を目指す。取り扱う野菜は全て産地や生産者を記載している。
「お客さまがお気に入りの野菜を見つけられるように、生産情報を公開している。同じ産地でも生産農家が違うと味も大きく変わる。それぞれのこだわりを知ってもらいたい」と店長の藤村寛子さん。五反田に出店した理由について「人口が多い割にはスーパーが少なく、需要の高さを期待したため」とも。
野菜は「山梨県産トマト」(250円)や「高知県産ピーマン」(108円)、「群馬県産山うど」(230円)、「奈良県産ベビーリーフ」(110円)、「神奈川県産春キャベツ」(130円)などを用意。ほか、「青森県産ふじりんご」(少=250円、多=480円)、「和歌山県産カラマンダリン」(85円)、「愛媛県産デコポン」(120円)などの果物も。
オープン後の反響について、藤村さんは「近隣の主婦や飲食店関係者に多く来ていただいている。居酒屋やレストランの多い五反田ならではの客層だと感じる」と話す。「豊富な品ぞろえと鮮度の高さを意識している。いろいろな地域の農家から珍しい野菜を仕入れているので、見て知って楽しんでいただければ」とほほ笑む。
営業時間は10時~21時。