首都高速道路は10月2日、首都高速中央環状品川線のトンネル点灯式と「五反田入口」建設現場見学会を行った。
同道路は、東名高速や中央道、関越道など、都内から放射状に延びる複数の高速道路を連絡する「首都圏3環状道路」の一部。品川線は、3つのリング状道路の最も内側に位置する中央環状線の南側部分にあたる。
トンネル点灯式、建設現場見学会には報道関係者約50人が参加。工事の進行状況やトンネルの掘削技術などについて説明した。
同社東京建設局の遠山雄一局長は「中央環状線開通によって、都心部の渋滞緩和や羽田空港へのアクセス向上など、さまざまな効果が期待できる。より早い開通を目指し引き続き工事に取り組みたい」と話す。
今後は、照明や安全設備、テレビカメラなどの設置、道路の舗装工事などを行う。完成は2015年3月を予定。「首都圏3環状道路」の中で初の全線開通となる見通しだ。