首都高中央環状品川線「シールドトンネル工事」再公告-都財務局

地下40メートルを進むトンネル高速。

地下40メートルを進むトンネル高速。

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 東京都財務局(新宿区)は1月11日、中央環状品川線の「シールドトンネル工事」と「同大井地区トンネル工事」の入札を公告した。

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 同事業は、東京都と首都高速道路が共同で進めているもので、中央環状線の南側部分を形成。同路線は、全長9.4キロメートルで、大井ジャンクションで湾岸線から分岐したのち、目黒川と環状第6号線(山手通り)の地下空間をトンネルで北上し、大橋ジャンクションで中央環状新宿線と高速3号渋谷線に接続する。

 「シールドトンネル工事」の概要は、外径12.3メートル、長さ7966.7メートルで、入札前の予定価格は497億6,233万5,000円。「大井地区トンネル工事」は、本線と大井ジャンクションを結ぶ区間の設計・施工で、長さは731.1m。予定価格は、204億8,537万4,000円。2件とも4月10日に入札、同17日に開札して仮契約を結び、第2回都議会定例会の承認後契約する。

 都は同公告で首都高速道路の設計の進捗に合わせ、昨年の公告時に比べてシールド外径の縮小に伴う発生土量の抑制で予定価格を3割下げ、工期を短縮。さらに、中小企業育成の観点から前回5社としていた共同企業体の構成員数を3社に変更した。構成員の変更について「工期短縮や、首都高速が3社を限度とする混合入札を実施したこと、また指名停止などのリスク回避などを勘案した結果」と説明している。

 同事業担当者は「同路線を整備することにより、都心環状線に集中する交通の迂回・分散が図られ、慢性的な渋滞が緩和される。また走行時間の短縮、走行経費の減少、交通事故の減少により、年間約1,300億円の便益が発生するほか、年間約7,000トンの二酸化炭素排出量が削減されるなど、環境負荷の軽減が期待される」と話す。

 完成予定は2013年。

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