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戸越銀座「えにし」が「メンマ最高職人賞」受賞 3日かけて乾燥メンマ仕込む

受賞トロフィーを持つ「らーめんえにし」店主の角田匡さん

受賞トロフィーを持つ「らーめんえにし」店主の角田匡さん

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 「らーめんえにし」(品川区平塚2、TEL 03-3788-5624)が4月10日、おいしいメンマを提供するラーメン店を表彰する「メンマ最高職人賞」を受賞した。

「らーめんえにし」店内

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 メンマ製造会社「タケマン」(福岡県)が主催する「“MENMA CRAFTSMAN AWARD”メンマ最高職人賞」は、メンマのような目立たない素材にも手を抜かない料理人の姿勢こそがラーメンの品質を向上させるとして、年に一度開催している。3回目となる今年は、「らーめんえにし」、「拉麺酒房 熊人」(長野県)、店名非公表1店の計3店が受賞した。受賞店は、審査員が全国のラーメン店を食べ歩いて決定した。

 「らーめんえにし」は2004(平成16)年1月、戸越銀座商店街にオープンした。店舗面積は約20坪。席数は14席。店主の角田匡(つのだまさし)さんは上京後にフレンチやイタリアンのレストランで働き、ラーメンを食べ歩く中でおいしさに感動したことから、ラーメン店出店を決意したという。

 ラーメンは味とチャーシューの種類を組み合わせて選ぶ。味はしょうゆと塩で、チャーシューは3種=1,050円、2種=950円、1種=850円、チャーシューなし=700円。バラ、モモ、肩肉の3種類を用意する。このほか、つけそば、まぜそば(以上1,050円)や、「おつまみメンマ」(200円)、「チャーシューエッグ」(430円)などのつまみメニュー、トッピングに味付け卵(100円)や、甘じょっぱい味付けとゴマ油の香りが特徴だというメンマ(150円)などを用意する。

 角田さんは「メンマは独特な存在感があり、昔から好きな食材。乾燥メンマを3日かけて仕込み、ラーメンとの相性を意識しつつ、丁寧な製法で自分好みに作っている」と話す。同店では5年ほど前から、年末年始にその年に食べた他店のメンマの中からおいしかったメンマを選び、敬意を込めて再現したメンマの盛り合わせを提供しているという。

 「メンマの研究は趣味みたいなもの」と角田さん。「オープン20周年を迎え、より良いラーメン店を目指して変化や進化することを大切に、感謝も忘れずに店を続けていきたい」とほほ笑む。

 営業時間は、平日=11時~15時、17時~21時30分、土曜・祝日=11時~17時30分。日曜・月曜定休。

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