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北品川にラーメン店「カニ龍」 スープはワタリガニと豚骨、味付き替え玉も

屋形船「むつみ丸」運営会社役員の福田優太朗さん(左)と店長の粟竹玲太さん

屋形船「むつみ丸」運営会社役員の福田優太朗さん(左)と店長の粟竹玲太さん

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 ラーメン店「カニ龍(りゅう)」(品川区東品川1、TEL 080-8471-9598)が居酒屋「一龍屋台村」(同)内にオープンして2カ月がたった。経営は一龍屋台村品川(同)。

「一龍屋台村」外観

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 一龍屋台村は、屋形船「むつみ丸」の船着き場に隣接する居酒屋。店内には屋台風のブースが4つあり、各ブースで料理を注文するフードコート形式を採用している。同店はそのブースの1つとして出店した。席数は120席。店舗面積は約90坪。

 新規出店の理由について、「むつみ丸」を運営するジリオン(同)役員の福田優太朗さんは「むつみ丸を運営していた父親が6月に亡くなり、家業を継ぐため4月から勤めていた一般企業を辞めて地元に戻ってきた。コロナ禍を経て空きブースが増えていたこともあり、新規出店を考えた」と話す。

 「カニ龍」店長の粟竹玲太さんは「福田さんとは昔から地元で親交があった。一龍屋台村を継ぐ話を聞いて何か力になれないかと思い、自身のラーメン店での勤務経験を生かして今回の出店を決めた」と話す。

 ラーメンのメニューは「カニ豚骨ラーメン」(1,100円)と、エビで香り付けをした自家製辛みオイルを使った「辛カニ豚骨ラーメン」(1,200円)。宮城県産のワタリガニと共に豚の頭骨と背ガラを使ったスープが特徴という。「カニの風味が強く、濃厚でクリーミーなスープにした。お客さんの半数以上はスープを飲み干してくれる」と粟竹さん。麺は、もちもちとした食感という平打ち麺と、歯切れが良いという中細麺の2種類から選べる。チャーシューは、低温調理した豚肩ロースを薄くスライスしてのせる。

 替え玉は、味の付いた「和(あ)え玉 アサリ」(400円)と「和え玉 カニ味噌(みそ)」(500円)を用意。そのほか、「リゾット」(200円)、「チャーシュー丼(小)」(300円)などのご飯ものや、「味玉」「辛増し」(以上100円)、「肉増し」(200円)などのトッピングもそろえる。

 「この店を、みんなが一龍屋台村に行くきっかけにしたかった。最近は新規客や外国人観光客、近くに勤めている会社員など、いろんな人が来てくれている。これからは、もっと若いお客さんも呼び込みたい」と福田さん。粟竹さんは「カニ豚骨ラーメンを出す店はあまり多くないと思う。今後は経営努力でもう少し価格を下げる予定なので、より気軽に来てもらえるようになるはず」とほほ笑む。

 営業時間は、11時~15時、17時~22時。月曜定休。

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