京浜急行電鉄が6月8日、京浜急行本線北品川駅(品川区北品川1)の新駅舎デザインを発表した。
北品川駅・国道15号側の駅舎デザイン(写真提供=京浜急行電鉄)
東京都が主体となって進める、「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」の一環。
泉岳寺駅から新馬場駅まで1.7キロの区間の鉄道を高架化する同事業。区間内3カ所の踏切の除却や、道路と鉄道の立体交差化により、交通渋滞の解消や安全性の向上、鉄道で分断されていた地域の一体化を目指す。
施設コンセプトは「まちとまち、人と人とをつなぐ駅」。「まち×あい」をキーワードに、「街×合」は線路で分断されていた街と街が出合うこと、「待×会」は使いやすい駅で人々が待ち会い集まれることなどを意味する。
新駅舎のデザインは、旧東海道の街並みとの調和を意識し、吉兆模様の「青海波」をモチーフに使った窓、格子高窓、軒など「和」の要素を取り入れた。
昨年9月、地域住民や都民を対象に駅舎デザイン案への意見・感想を募集したところ、「落ち着いた雰囲気と見栄えが良い」「江戸らしさも感じられる点が良い」との声がある一方、ガラス張りのホームは盗撮などの防犯対策や暑さ対策を望む意見が寄せられた。
北品川駅事業担当者は「地域住民や都民の意見を踏まえて駅舎デザインを決定した。引き続き、当事業や工事への理解と協力をお願いしたい」と話す。
同駅は2030年度の高架化を目指す。駅舎完成時期は未定。