食べる

北品川にベーカリー「パンデュブー」 食パン専門店を改装、商品の幅広げ展開

Hue & I代表の長谷川文菜さん(手前左)、社員の長谷川真子さん(手前右)、スタッフ

Hue & I代表の長谷川文菜さん(手前左)、社員の長谷川真子さん(手前右)、スタッフ

  • 16

  •  

 ベーカリーカフェ「pain du boo(パンデュブー)」(品川区北品川1、TEL 03-6712-0016)が5月30日、京急線北品川駅近くの旧東海道沿いにオープンした。経営はHue & I(北品川2)。

「pain du boo」店内

[広告]

 2019年に開店した食パン専門店「はせがわ」を八ツ山通り沿いの同社製造拠点(北品川2)に移転し、その跡地を利用する。内装は一度スケルトン状態に戻し、パンの製造スペースを客席に改装した。店舗面積は約15坪。席数はテーブル=15席、カウンター=3席。社長の長谷川文菜さんは「アットホームで居心地のいい雰囲気を意識した。壁のしっくいはスタッフで塗り、ぬくもりを感じられる仕上がりになった」と話す。

 同社は2022年、百貨店での出店に伴い北品川2丁目に製造拠点を新設。同拠点の一部スペースを使い、「pain du boo」の屋号でクロワッサンなどのテイクアウト販売を始めた。今回は、「はせがわ」と営業場所を入れ替える形で、イートイン業態としての出店を決めたという。

 提供するパンには、製粉会社と共同開発したオリジナルの小麦粉「はせがわブレンド」を使い、デニッシュ生地ではフランス産の小麦をブレンドする。「食パンの製造に使うはせがわブレンドをいろいろな形で味わってもらうため、製粉会社と何度も相談して商品開発を進めてきた。製粉会社の知見をパン作りに生かせるのが強み」と長谷川さん。

 パンは、デニッシュ生地を使う「クロワッサン」(340円~)や「ソーセージ」(378円~)、「ブーロール」(627円~)ほか、スコーン(270円~)などを用意する。テイクアウト可。長谷川さんの妹で社員の長谷川真子さんは、「生地を丸く焼き上げるブーロールは見た目もかわいくて人気。スコーンは一般的に薄力粉が使われるが、当店ははせがわブレンドの強力粉を使う。質のいい小麦を細かく製粉してもらっているので、しっとりとやわらかい食感に焼き上がる」と話す。

 ドリンクメニューは、ホットコーヒー(540円~)、エスプレッソ(519円~)、ホットティー(540円~)など。10時までのモーニングメニューは、はせがわの食パンを焼いたトーストにドリンクとゆで卵が付くセット(550円~)などを用意。11時~14時のランチタイムでは、クロワッサンなどのパンに総菜・サラダ・スープ・ドリンクが付いたセット(1,100円~)も。

 「この数年で複数の店舗展開を進めたので、今後は各ブランドの定着に力を入れていきたい」と文菜さん。真子さんは「はせがわでは食パンを1斤単位で販売していたが、パンデュブーではスコーン1個から買えるようにしたため、1人暮らしの若い世代の来店が一気に増えた。地域に愛される店になってきたと感じているので、これからもおいしいものを提供しつつ、北品川の皆さんに向けて憩いの場を作っていけたら」とほほ笑む。

 営業時間は8時~18時。月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース