絵本専門店「ファーストブックとまなびの店 さんくちゅあり」(品川区小山4、TEL 090-1210-4328)が武蔵小山駅近くにオープンして3か月がたった。
店のコンセプトは、「ママとあかちゃんに安心とやすらぎを」。授乳室や乳幼児を横にできるマットスペースを用意し、子育て世帯が過ごしやすい空間にしたという。倉庫を更地にして店舗付き住宅を新築した。店舗面積は8坪。半月形のベンチを設置する。
店主の加賀谷雅美さんは、絵本の持つ可能性や重要性を広め、読書推進につなげようと活動する「絵本専門士」。保育士の資格も持つ。保育士時代には絵本を研究し、育児中にも絵本のお話し会を企画するなど、長らく絵本に携わってきたという。
オープンの経緯について、加賀谷さんは「他区で絵本のおはなし会や講座を開催していたが、自分が住んでいる武蔵小山エリアでも育児中の人に寄り添う活動をしたいという気持ちが強くなっていた。夫がそれを応援してくれて、所有していた倉庫の土地活用を提案してくれたので、覚悟を決めてオープンした」と話す。
店名の「ファーストブック」は子どもが初めて出合う絵本のこと。これを店名にした理由については「赤ちゃんの発達や感性に寄り添う最初の絵本は特別な一冊。これを安心して選べる場所でありたいと考えた」と説明する。
月齢や好み、家庭の雰囲気などを加味して最適な絵本を提案する。取り寄せも可能。妊娠期の女性の心に寄り添う本などもそろえる。
このほか、無料で参加できる絵本のお話し会や、「あかちゃん絵本と育児のミニ講座」(参加費=3,000円、おすすめの絵本がつく)などを開催する。これらのイベント時以外にも、育児に関する不安や絵本に関する疑問などを加賀谷さんが受け付ける。
「利用者からは、安心して赤ちゃんを連れて入れるお店が地域にできてうれしいと言われる。SNSなどで見つけて区外から来店してくれる人も」と加賀谷さん。今後については「赤ちゃん絵本の専門店として地域に愛され、必要とされる場所を目指していきたい。妊婦向けにマタニティー講座も始められたら」と意気込む。
営業時間は10時~16時。水曜・土曜定休。