五反田エリアで10月25日、「五反田肉祭 2014」が始まった。主催は五反田商店街振興組合。
今年で5回目を迎える秋の恒例イベント。昨年から街バル形式を採用し、参加飲食店35店舗でグルメパスポートを提示すると、パスポートに掲載されているメニューが半額となる。
イベントの目玉は、初日に行われる肉の無料配布。前回は予算の都合で未実施となったが、今回は福島牛の牛焼肉1500食が振る舞われることとなった。
天気は秋晴れ。会場の大崎橋広場(西五反田1)には、福島牛を求めて配布開始の11時の時点で約400人が行列。列は大崎橋の五反田寄りを先頭に橋を渡り、目黒川沿いを大崎方面に向かってJRの鉄橋下まで列が伸びた。
先頭に並んでいた男性は、「駅のポスターでイベントを知った。並ぶなら一番になりたいと思い、朝5時から待っていた」とコメント。20代のカップルは「お肉が柔らかく、脂ものっていてすごくおいしい。並んだかいがあった」と、福島牛を味わっていた。
同イベント理事長の石坂直明さんは、「今年は福島県の協力のもと、肉の無料配布を行うことができた。今もなお風評被害が残ると聞いているので、それを払しょくする力になれれば」と話す。
同29日まで。グルメパスポートは五反田商店街振興組合の店舗もしくはバルに参加する店舗を利用した客に配布。各店舗によって、グルメパスポート利用時間は異なる。