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田町のシバウラハウスで写真展「わすれない、あの日」-震災テーマに60点展示

写真展で展示する「南三陸町防災対策庁舎」の写真。写真提供/フェローズ・ウィル

写真展で展示する「南三陸町防災対策庁舎」の写真。写真提供/フェローズ・ウィル

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 田町のワークショップスペース「SHIBAURA HOUSE(シバウラハウス)」(港区芝浦3、TEL 03-5419-6446)で12月5日、写真展「わすれない、あの日」が開催される。企画運営はNPO法人フェローズ・ウィル。

南三陸町の宇田津地区で行われているワカメやほたて漁の様子の写真

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 同展は、2011年3月11日に発生した東日本大震災について、「“忘災”させないこと」と「防災の再啓蒙(けいもう)」を目的とする。プロとアマチュアの写真家による計60点の写真を展示。キャプションは日本語と英語を用意し、海外の人にも分かりやすい見せ方を工夫する。

 開催のきっかけについて、同NPOの我妻慶里(わがつま・けいり)さんは「震災直後に現地を訪れて見た光景は、あまりにもショックが大きく、このような状況を繰り返してはならないと強く感じた。被災地では今もなお震災の爪痕が残っている。現地の『今』を伝えるとともに、写真を通じ『災害は身近に存在するものだ』ということにあらためて気付いてほしい」と話す。

 当日は写真展示のほか、宮城県南三陸町の漁師が養殖・漁業復活の第一歩として始めた「ワカメ」を来場者に提供する。また、現地でボランティア活動を行うフリーライターの矢田海里さんが、被災地の現状を伝えるトークイベントを実施。椿ハガキや2015年漁師カレンダーの販売も行い、収益は現地の活動に充てるという。

 「食材の提供やトークイベントなど、一般の写真展とは異なるシチュエーションで、震災と被災地の様子を五感で感じてもらいたい」と我妻さん。「2011年4月からボランティア活動を行っているが、ボランティアの数は激減している。さまざまなところにお声掛けしながら、活動を続けていきたい」とも。

 開催時間は18時~21時。トークイベントは18時30分~、20時10分~で、それぞれ約15分。

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