日本ミシュランタイヤ(新宿区)が12月5日、「ミシュランガイド東京2015」を刊行し、広域品川圏から8店舗が星を獲得した。3つ星が2店、2つ星が1店、1つ星が5店。
日本で8年目を迎えた同ガイド。昨年までは関東版として横浜や湘南なども対象にしていたが、2015年版はエリアを東京に絞った。今年は計596店を掲載。内訳は、レストラン=551軒、ホテル=45軒。
一方、昨年から始まった「ビブグルマン」(5000円以下の価格帯で調査員がおすすめするレストラン)
には、居酒屋やすき焼き、天ぷら、ちゃんこ鍋などを対象にした「和食」が新たに追加された。
広域品川圏では、2008年から8年連続で3つ星を獲得しているフランス料理店「レストラン カンテサンス」(品川区北品川6)に続き、2つ星だった日本料理店「まき村」(品川区南大井3)が昇格。
2つ星は「晴山」(港区三田2)。1つ星は、「今福」(白金1)が新たに獲得。「おはらス」(大崎5)、「アルシミスト」(白金1)、「鮨 いまむら」(白金5)、「桃の木」(三田2)が獲得した。
ビブグルマンは、ラーメン店「維新」(上大崎3)や鳥料理店「庭つ鶏」(西五反田2)、イタリア料理店「ヨシダ」(大井1)など、22店舗が選出された。
「まき村」のオーナーシェフ、牧村彰夫さんは「3つ星を獲得するのが夢だったが、本当にかなうとは。素直にうれしい」と話す。「スタンスを変えるつもりはないが、今まで以上に周りから期待されるレベルが高くなってくると思う」とも。
同ガイドの価格は3,240円。ウェブサイト「ミシュランガイド・デジタル」の利用料は、月額プラン(216円)と12カ月一括プラン(2,376円)の2種類。