グランドプリンスホテル高輪(港区高輪3)に続く「さくら坂」の桜が、今週から見頃を迎えている。
グランドプリンスホテル高輪の庭園にある基準木(ソメイヨシノ)
同ホテルの周辺にはソメイヨシノをはじめ、シダレザクラやキリンザクラ、フゲンゾウザクラ、カンヒザクラ、ウジョウシダレザクラ、ヤマザクラなど、19種類約230本の桜がある。最も本数の多いソメイヨシノが満開になり、ホテル利用者や通行人が足を止めて見物する姿が見られた。
同ホテル広報担当の高木聖香さんは「日本の桜の美しさが認知されているため、この時期は約4割が海外のお客さま。特に中国からの宿泊予約が増えている」と話す。
毎年桜を見に訪れるという男性は「桜の種類がとても多く、見ていて飽きない。さまざまな桜が見頃になる時期に来られてうれしい」と笑顔を見せた。
「花見の時期に合わせて、着物の着付け体験やおはやしの演奏、伝統工芸品の展示などを開催している。海外からの観光客が日本の文化を知る機会となれば」と高木さん。