品川・御殿山トラストシティ（品川区北品川4）で4月3日、「御殿山さくらまつり2015」が始まった。主催は森トラスト（港区）。

人力車夫の佐藤亮太さん

　テーマは「御殿山で楽しむ江戸の桜」。同社イベント担当の佐藤未希さんは「御殿山は江戸時代、桜の名所としてにぎわった場所。今回のイベントが盛り上がることで、その様子が少しでも再現できれば」と話す。

　イベントの目玉は、「しながわ宿場まつり」でおなじみの「おいらん道中」。14時と18時30分の1日2回、おいらんが練り歩く姿を見ることができる。

　東京マリオットホテル前広場には、おいらんや振袖新造（ふりそでしんぞう）奉行たちと食事を楽しめる「おいらんカフェ」を出店。メニューは、「カレーパン（甘口）」（200円）や「カレーパン（辛口）」（250円）、「桜煎茶」（300円）、「牛すじ煮込み」「焼きそば」（以上400円）、「品川縣（けん）ビール」（600円）など。おいらんが履く高げたの体験やおいらんとの記念撮影も行う。

　そのほか、品川宿を拠点に活動する人力車夫による無料の人力車体験や品川宿の特産品を販売する「しながわマルシェ」、通常は非公開の茶室で行う伝統工芸職人の実演も。

　「品川区としながわ観光協会の協力によって、御殿山らしいイベントを企画できた。近隣住民はもちろん、ほかの地域の方にも、御殿山の桜を楽しんでほしい」と佐藤さん。

　開催時間は11時～20時。4月5日まで。