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東品川の「バンダイナムコ未来研究所」解体へ 三田に本社機能を移転

特徴的な旧社屋の外観

特徴的な旧社屋の外観

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 東品川のバンダイナムコ未来研究所ビル(品川区東品川4)の解体工事が2月1日、バンダイナムコホールディングスの本社移転に伴い始まった。

港区三田の新社屋にも「未来研究所」の名称が引き継がれる

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 入居していたバンダイナムコグループ各社は1月から順次、本社機能を三田地区・札の辻交差点近くに建設した新社屋(港区芝5)に移転している。1月18日にはバンダイナムコホールディングスが、2月2日にはバンダイナムコエンターテインメントがそれぞれ新拠点での営業を始めた。

 同ビルは1992年、松下電器産業の情報通信システムセンター「品川パナソニックビル」として建設され、1994年にグッドデザイン賞を受賞。2007年にバンダイナムコホールディングス本社が移転し「未来研究所」に名称を変更した。以後、東品川地区のシンボルとして地域住民に親しまれてきた。

 移転理由について、同社広報IR担当者は「会社間のコミュニケーション、グループを横断した事業面での連携の強化を目的に新社屋への移転を決めた」と話す。新本社ビルにはネットワークエンターテインメント事業、管理部門を集約する。

 「未来研究所」の名称は新社屋にも引き継がれる。広報IR担当者は「名称には『未来の全ての人々に新しい遊びを提供していきたい』という思いを込めている。場所やビルの構造は変わるが、この名前に込めた思いは変わらない」と話す。

 同ビル跡地は共同住宅になる予定。

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