東急電鉄(渋谷区)は3月26日、全8路線のダイヤ改正を行った。朝と深夜の運行本数増便によって、東急池上線・五反田駅(品川区東五反田)や大井町駅(同・大井)行き電車の混雑が緩和されるのか、その効果に期待が集まっている。
池上線の平日上り電車では、朝のラッシュピーク前(五反田駅着7時台)に雪が谷大塚発~五反田行きを1本、朝のラッシュピーク時間帯(五反田駅着8時台)に蒲田発・雪が谷大塚発~五反田行きを各1本ずつ増便。24時台の蒲田発~五反田行きも1本増やした。
一方、平日下りは、朝ラッシュピーク時間帯(蒲田着8時台)に1本、22時台に雪が谷大塚行きを1本、24時台に蒲田行きを1本増便した。
土曜・休日上りの増便は、蒲田発~五反田行きが7時、19時、24時台に各1本、23時台に雪が谷大塚行きが1本となった。下りの増便は、蒲田行きが7時、22時、24時台に各1本、20時台に雪が谷大塚行きが1本。
最終電車の発車時刻も変更となった。五反田発~蒲田行きは、これまでより15分繰り下げた0時27分発。五反田発~雪が谷大塚行きは、これまでより9分繰り下げた0時46分となった。
大井町線の平日上りでは、朝ラッシュピーク後(大井町着9時台)に各停1本、平日下りは大井町発9時台に各停1本、21時台に各停2本、22時台に急行1本、24時台に各停1本を増便。土曜・休日下りは、大井町発の電車を7時、8時台に各停各1本、9時台に急行1本を増発した。
同社広報部の土岐泰彦さんは「新年度を迎えるタイミングで、お客さまにとって利便性のあるサービスを提供できたと思う。今回のダイヤ改正が混雑の緩和や輸送力の強化につながり、少しでも利用者の役に立てれば」と話す。
ダイヤ改正の詳細は、東急線各駅で発売する冊子タイプの「東急線電車時刻表」(300円)に記載している。