品川区役所前の「しながわ中央公園」(品川区西品川1)が拡張整備され、1月29日、記念式典が行われた。
同敷地は日本たばこ産業の社宅跡地。2013年度の予算案で事業計画を発表し、2015年10月に工事を開始した。今回の拡張整備エリアは下神明駅側の約2299坪。
拡張スペースには新たに防災機能を備える。災害用ヘリポートや災害用トイレ、防災備蓄倉庫、100トンの防火水槽2基を設置。平時には子どもの遊び場として活用できる防災複合遊具は、災害時には防災倉庫や応急救護所として利用できる。さらに、同敷地は仮設住宅の建設用地としても活用する。
記念式典には、濱野健品川区長や大沢真一区議会議員が出席。式典後にはヘリコプターを用いた区と自衛隊の連帯訓練や放水訓練などを行った。
公園に訪れた子ども連れの男性は「防災時に安心できるスペースができたのはもちろん、子どもが遊べるスペースができてうれしい」と笑顔を見せた。