JR五反田駅東口側の高架下にある「立喰(たちぐい)ずし 都々井」(品川区東五反田1、TEL 03-3440-1743)が3月18日、閉店する。
1990年7月のオープン当初はフランチャイズ店「立喰ずし 深さわ」だったが、約3年で本社が倒産。開店当初から勤務していた筒井誠さんが同じ場所で独立開業した。店舗面積は約14坪。立ち食いスタイルで、収容人数は20人ほど。
同店の建物はJR東日本が管理する。昨年12月末、同社から店舗契約終了の連絡が入り、筒井さんは少しでも長く店を続けられるよう交渉。しかし、契約内容の問題で継続は難しいと判断し、今月4日に閉店を決めたという。
同日、店頭や店内の壁に「告知と感謝」として、筒井さん直筆の閉店告知の張り紙を掲示した。以後、SNSを中心に都々井閉店の知らせが広がり、店には連日常連客が押し寄せている。
「詳しい説明がない突然の通告だった。閉店の知らせでショックを受けているお客さまもいるが、私も同じ気持ち。この場所を気に入ってきてくれている方も多いので、同じ場所で続けられないのは残念」と筒井さん。
すしは2カンずつ提供している。「つぶ貝」「えび」「真いわし」(以上200円)、「まぐろ」「ぶり」「穴子」「づけまぐろ」(以上250円)、「サーモン」「数の子」「甘えび」(以上300円)、「生ホタテ」「エンガワ」「とり貝」(以上350円)、「トロ」「ウニ」「いくら」(以上500円)など。アルコールはビール(500円)、日本酒(1合=400円)などを置く。ランチは「にぎり」と「ちらし」、鉄火丼のセット(650円~)など。
今後の予定については「閉店後は一日でも早く店を構えたい。できれば同じ五反田で1階の店がいい。急いで物件を探している」という。
営業時間は11時30分~翌1時(祝日・土曜は24時まで)。日曜定休。