東急目黒線・武蔵小山駅の「武蔵小山駅ビル」(品川区小山3)が9月14日、駅直結型商業施設「エトモ武蔵小山」としてリニューアルオープンした。
同ブランドは、東京急行電鉄が運営するコミュニティー型商業施設。キャッチコピーは「駅と、もっと 街と、もっと」。それぞれの街や駅の特色に合わせたテナントと施設デザインで、駅から街中へのにぎわい創出を目指すという。エトモ武蔵小山は同ブランド8施設目、品川区では大井町に次ぐ2カ所目となる。総面積は1210坪、テナントは12店舗。
今回のリニューアルは、2019年に予定されている武蔵小山駅周辺の再開発に合わせたもの。コンセプトは、「Koyama nest~こやまの森の心地よい巣箱~」。東急電鉄都市創造本部の狩野萌子さんは「武蔵小山は昔ながらの商店街も盛んで、子育て世代も住みやすい地域。駅を森の巣のような温かみのある場所、多くの方にとって帰る場所になってほしいという思いを込めた」と話す。
新施設では、ゆっくりと買い物ができるよう各所に休憩スペースを増設。屋上庭園には、多目的ギャラリー「SUBAKO gallery(すばこギャラリー)」を新設した。今後は地域密着型のイベントを開催していくという。第1弾として9月17日、「武蔵小山ラバーズ」のプロデュースによる野外ライブ「エトモ屋上庭園LIVE!」を開く。入場無料。
テナントの新規出店は、「おむすび cafe ぐぅ」「マイスイーツ」「ビアードパパ」「ゾフ」「フルーリスト ボンマルシェ」の5店。既存店の「MUJI com」「タリーズコーヒー」「ブルーブルーエ」「ドンク」はリニューアルオープンとなる。9月中は、テナントとコラボしたワークショップなども予定。その後は、ハロウィーンやクリスマスのイルミネーションなど、季節ごとのイベントも行っていくという。
「さらに心地よい空間になった屋上庭園で、テナントで買ったものを食べたり、買い物の合間にゆっくりと休んだりしてほしい」と狩野さん。「通勤・通学に武蔵小山駅を利用される方や近隣住民はもちろん、来館いただいた全ての皆さまが気持ちよく利用できる場所になれば」とほほ笑む。
営業時間は店舗により異なる。