セイコークロック(港区芝浦1)は5月下旬より、メリーゴーラウンドをイメージした高級からくり置き時計「AZ518G」の予約受注を開始する。価格は525万円。
同社最高級ブランド「デコールセイコー」にラインアップされるもので、2004年から100万円クラスの高級時計を毎年発表。「素材の吟味、独自の演出、最後の仕上げに至るまで常に最高水準のクオリティーを極め守り続けている」(同社広報担当者)という。
同商品はガラスの馬たちが回転するメリーゴーラウンド。毎正時になるとクリスタルベル音のメロディーが流れ、中央の柱にあるライトが点滅。曇りガラスを通して馬のシルエットが浮かび上がり、ゆっくり上下しながら回転する。
ガラスの馬は、一級技能士が高温の炎によって耐熱ガラスを「溶かす」「冷ます」といった丁寧な作業を繰り返して製造された。磁器の中でもクリーミーな色合いが特長のノリタケ製ボーンチャイナ枠を採用し、繊細な柄を表現。ノリタケカンパニーリミテド(名古屋市)との共同開発で、熟練のクラフトマンが1点1点手作りした。
高級志向者をターゲットに、デパート・専門店で8月下旬から販売する。
関連画像(回るガラスの馬)東京都庭園美術館で「オールドノリタケ展」-陶磁器の歴史を学ぶ(品川経済新聞)東京都庭園美術館で企画展「世界を魅了したティファニー」(品川経済新聞)セントレアに「SEIKO世界時計」―光のパフォーマンスも(名駅経済新聞)阪急電鉄の乗務員が使う「鉄道時計」を限定発売-100周年記念で(梅田経済新聞)デコールセイコー