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「大崎コミックシェルター 2017冬」開催迫る 大崎駅前にこたつ設置も

3年前に開催された「大崎コミックシェルター2014 夏」の様子(写真提供:大崎コミックシェルター実行委員会)

3年前に開催された「大崎コミックシェルター2014 夏」の様子(写真提供:大崎コミックシェルター実行委員会)

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JR・りんかい線大崎駅南口付近の特設会場を中心に12月29日~31日、「大崎コミックシェルター 2017冬」が開かれる。主催は大崎駅西口商店会新規事業室、大崎エリアマネージメント、犬山デザイン製作所で構成する大崎コミックシェルター実行委員会(品川区)。

昨年の冬に行われたフライング初詣の様子(写真提供=大崎コミックシェルター実行委員会)

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 同イベントは、東京ビッグサイトで夏と冬に行われる同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」の来場客を大崎へ誘致する企画。りんかい線からJRに乗り継ぐ際に、改札を出ても料金が変わらない大崎駅で途中下車してもらうことで、大崎の認知拡大を狙う。大崎西口商店街のマスコットキャラクター・大崎一番太郎が考案し、2012年に「コミケ割」などの企画を始めた。

 イベント期間中は、大崎駅周辺の飲食店14店舗で使えるクーポン「大崎コミ割」を配る。配布場所は、大崎駅南改札出口の駅前特設テントやゲートシティ大崎、JR大崎駅構内、大崎駅西口バスターミナルなど。

 駅前特設テントでは、街案内や休憩スペースとしてのブースを備え、おしるこやほうじ茶、いぶりがっこ、協賛の蔵元から提供された日本酒を用意する(無くなり次第終了)。冬コミで買ってきた商品(通称戦利品)を提示すれば、おしるこ、日本酒は無料で振る舞うという。

 同実行委員の綱島竜太さんは「無言でちらっと見せるだけで大丈夫。昨年のイベントでは70キロのあんこを用意していたが、途中で足りなくなり、急きょ買いに行ったほど大盛況だった。今年は昨年以上にたっぷり準備してお待ちしている」と話す。

 今回の新たな取り組みとして、南改札前出口にこたつを2台設置する。大崎のマスコットキャラクター、大崎一番太郎のデザインを手掛ける犬山秋彦さんは「普段は多くの人が往来する駅前で、のんびりとこたつで休める。そんな異質な風景を作り出すことが目的」と笑みを浮かべる。

 期間中、JR大崎駅と大崎駅西口バスターミナル、ゲートシティ大崎では、大崎一番太郎役の山口勝平さんやノン子役の林りんこさん、スパンキー役の中谷一博さんが「コミケ仕様」の案内放送を行う。今年11月にゲートシティ大崎で行われた国際声優コンテスト「声優魂」の受賞者もアナウンスに加わる予定。

 29日にはゲートシティ大崎アトリウムで、同人誌販売店「COMIC ZIN」協力の下、同人誌即売会イベント「大崎コミックシェルター 本陣(ホンのジン)」を開く。誰にでも手に取りやすい情報系同人誌を扱う予定。山口勝平さんらによる生アテレコショー「犬山劇場プチ」も行う。

 大崎駅西口商店会の新間敏雄さんは「街として、どういうおもてなしができるのかを考えながら企画した。イベントをきっかけに、大崎をさらに活性化したい」と話す。犬山さんは「来場するお客さんをどうやって驚かせようかとワクワクしながら準備をしている。前回よりもグレードアップしたイベントを楽しんでほしい。ツイッターのハッシュタグ『#大崎狂ってる』で、このイベントを一緒に盛り上げてもらえれば」と来場を呼び掛ける。

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