東急大井町線荏原町駅近くに、ラテン料理店「Shango(チャンゴ)」(品川区中延5、TEL 03-6451-3442)がオープンして2カ月がたった。
キューバ出身のアリアム・マルティ・ルイスさんと富永美香さんが夫婦で営む同店。店名は、キューバの宗教「サンテリア」の神の名前に由来する。内装は、神「チャンゴ」のテーマカラーである赤を中心に、自分たちで改装した。店舗面積は20坪、席数は28席。
オーナーシェフのアリアムさんはシェフ歴27年。キューバの料理人学校を卒業後、同校の講師やスペインでレストランへの勤務などを経て、21年前に来日した。その後、六本木の料理店などでもシェフを務め、独立開業に至ったという。
コンセプトは「ラテンの家庭料理」。出身のキューバだけではなく、ペルーやメキシコなど、ラテン料理を幅広く提供する。「ラテン料理の材料はトウモロコシや香辛料などが中心で、辛くない料理も多い。親しんでいただけるように、味付けも日本人好みのものにアレンジしている」と富永さん。
メニューは、牛肉のトマトソース煮込んだキューバ料理「ロパ ピエハ」(980円)や牛肉と野菜を炒めたペルー料理「ロモサルタード」(880円)など。ランチでは、トルティーヤに具材をのせて食べる「ブリトー」(830円)や「キューバサンド」(780円)を用意する。
ドリンクは「モヒート」や「カイピリーニャ」(以上600円)、「キューバリブレ(ラムコーク)」(550円)のほか、スペインやチリのワインやシャンパンもそろえる。客単価はランチ1,000円、ディナー1,500~3,000円。
「今後は、ダンスショーやライブなども開催し、ラテン料理だけではなく文化も楽しめる店にしていく予定」と富永さん。「開店後は、これまでラテン料理を食べたことがなかったという方にも来店いただいている。ラテン料理に興味がある方は、ぜひ気軽に来てほしい」と話す
営業時間は、11時~15時、17時30分~23時。木曜定休。