JR五反田駅東口近くに油そば専門店「春日亭 五反田店」(品川区東五反田1、TEL 03-5798-2266)がオープンして1カ月がたった。運営は「春日亭」のれん分け店を運営する神保グループ(千代田区)。
天井の高さを上げ開放感を出し、来店の記念に客が自由にサインを書けるよう、店内の壁色をオフホワイトにした。愛着を持つため、改装は全て従業員が行ったという。店舗面積は8.5坪、席数は1階=カウンター9席、2階=テーブル8席。
同ブランドは、これまでに池袋や渋谷、錦糸町など都内を中心に展開してきた。品川区は初出店で、都内10店舗目。
同社代表取締役の小山雄治さんは、出店の経緯を「良い物件が空いたと聞き、見に来たのがきっかけ。物件自体の良さだけではなく、店のターゲットであるサラリーマン層と五反田の客層がちょうどマッチしていたため、すぐに出店を決めた」と話す。
主力メニューの油そばは、鶏ガラと豚骨のスープを使う。「脂っこいイメージを持たれがちだが、これらを2日間じっくりと煮込んだスープは、意外とさっぱりして食べやすい」と小山さん。
フードメニューは「鳥豚(とりとん)油そば」(680円)にチャーシューをのせた「炙(あぶ)り鳥豚油そば」(860円)、「しょうゆ油そば」(600円)、「とん黒油そば」(720円)、「海老(えび)辛ジャン油そば」(770円)、など。麺の量は、150グラム、225グラム、300グラム、375グラムから選ぶ。客単価は800~850円。
「来店時は『油(あぶら)っしゃいませ』という言葉で迎え、お帰りの際には『油(あぶら)とうございました』とお見送りしている」と小山さん。「油そばの味はもちろん、接客も含めた全てを楽しんでもらえるような、地域に愛される店にしたい」と話す。
営業時間は11時~23時。