中延駅近くの上神明天祖神社(品川区二葉4、TEL 03-3782-1711)で7月7日、「100万人の七夕線香花火ナイト」が開催される。
今年3回目を数える同イベントは、熊本地震・東日本大震災の犠牲者に追悼の意を表す「希望の光プロジェクト」の一環。当日は30秒間の黙とう後、19時30分に線香花火に火をともす。20時には上神明小学校の校庭で打ち上げ花火が始まる。
宮司の齋藤泰之さんは「昨年は1500人以上の方々が参加した。地元の小学生や家族連れを中心に、回を追うごとに参加者が増えてきている。被災地へ思いをはせる人がこんなに集まってくれることに感激している」と話す。
用意する線香花火は2種類。関東地方を中心に一般的な、持ち手が紙でできている長手線香花火を3500本、関西から九州エリアで一般的な、持ち手がわらでできているスポ手線香花火を1500本、合わせて5000本を用意する。「この線香花火をきっかけに、他の地域に関心を持つきっかけになれば」(齋藤さん)
「今年で東日本大震災から7年、熊本震災から2年がたつ。日本でさまざまな災害が起こっている中、他人事にしてはいけないという思いがイベントの根底にある」と齋藤さん。「このイベントが参加者の防災意識を高めるきっかけになれば。私たちの活動がもっと広まり、震災の記憶を忘れないよう思いをつないでいきたい」とほほ笑む。
開催時間は19時~20時。雨天中止。