大崎百反通り沿いの銭湯「金春湯(こんぱるゆ)」(品川区大崎3、TEL 03-3492-4150)で7月22日、貸し切りイベント「こどもと銭湯」が行われる。企画は、お出掛け情報サイト「いこーよ」を運営する「アクトインディ」(品川区西五反田1)。
同イベントは「親子の日」にちなんで行う。アメリカ人写真家ブルース・オズボーンが7月の第4日曜日を「親子の日」と提唱したことから始まった記念日で、今年で16回目を迎える。
同銭湯では特別企画として、同日営業時間前に親子向けに銭湯を貸し切り開放する。対象は0歳~6歳の未就学児とその家族。12時~15時の時間内ならいつでも入浴できる。
同企画はこれまで、「小杉湯」(杉並区)で2回行った。今回は新たな取り組みとして、「金春湯」と「小杉湯」(杉並区)、「井草湯」(同)、「改正湯」(大田区)、「はすぬま温泉」(同)、「梅の湯」(荒川区)の銭湯6カ所で同様の企画を同時開催する。
金春湯で番台を務める角屋貴良さんは「銭湯は小さな子ども連れでも気軽に入れる場所だが、最近は『遠慮してしまう』という声も聞く。まずは今回の企画で子連れ銭湯を体験してもらえれば」と話す。
金春湯は通常営業時から子連れ銭湯を推奨している。おもちゃや子ども用シャンプー、風呂マットを無料で貸し出し、床はザラザラした滑りにくい床を採用。休憩室にも絵本やおもちゃを用意する。
アクトインディ企画担当の石原智さんは「震災時、銭湯は生活用水として使うことも奨励されている場所でもある。街のハブとして、近所の人が銭湯を身近に感じてもらうきっかけにしたい」と話す。
参加料金は、通常の入浴料金(大人=460円、中学生=300円、小学生=180円、未就学児=80円)。