「bread,espresso&(ブレッドエスプレッソ)」(港区芝浦4、TEL 03-6435-3375)が3月1日、田町駅近くにオープンした。経営は日と々と(ひとびと)。
「bread,espresso&」で販売するパンやサンドイッチ
2009年にオープンした「パンとエスプレッソと」(渋谷区)の系列店。系列店は、同店舗で7店目、品川広域圏での出店は初めて。本店の開業10周年を迎えるタイミングに合わせ、新店をオープンした。
店長は、本店での店長経験を持つ吉川由夏さん。出店エリアについて「駅からやや離れて落ち着いた立地は、本店の開店当時の雰囲気を思い出す。ブランドが知られていない場所で一から店づくりができれば」と話す。2020年に暫定開業予定の山手線・高輪ゲートウェイ駅からも徒歩圏内になる見込み。
心機一転のイメージに合わせて内装は白で統一し、アンティーク調の家具をそろえた。店舗面積は約18坪。席数は店内=17席、テラス=4席。
パンは「毎日食べても飽きのこない味」をコンセプトに、併設の厨房(ちゅうぼう)で焼き上げる。看板商品の角型食パン「ムー」(330円)は、バターを多く使い、耳が薄く全体が柔らかいのが特徴。お勧めの食べ方は「半分にカットして軽めにトースト。何もつけなくても濃厚なバターの風味を楽しめる」と吉川さん。売り切れる日も多く、購入予約は1人2個まで。
サンドイッチは、食パンタイプの「ハムじゃが」や「たまごきのこ」(以上380円)、カスクートタイプのパンにブリーチーズなどを挟んだ「生ハムブリー」や「ツナかぼちゃ」(以上550円)など。購入時は、専用機器で表面を軽く焼いて提供する。
イートインのモーニングセットは「あんバタートースト」「クロックムッシュ」「たまごサンド」(以上650円)の3種類をそろえる。サイドディッシュとドリンク付き。
ドリンクメニューは、「コーヒー」(350円)、「エスプレッソ」(300円~)、「カフェ・ラテ」(500円)など。コーヒー豆には、小川珈琲(京都府)の銘柄「ベルデ」を使う。「主張が強すぎず、どんなパンと合わせても飲みやすい」と吉川さん。そのほか、「ハーブティー」「ジンジャーエール」(以上500円)、「フローズン・チョコ」(700円)、「ハートランド」(600円)も。
来店客について「近隣のビジネスパーソンや女性グループ、親子連れなどが中心」と吉川さん。「開店を楽しみに待っていてくれた方が予想以上に多く、うれしい。今後はイートインのカフェメニューを充実させたい」と意気込む。
営業時間は8時~19時(モーニングは10時まで)。4月から月曜定休(祝日の場合は営業)。「ムー」は13時以降に販売し、休日の購入予約は前日まで受け付ける。