すし店「SUSHI TOKYO 81(スシ トウキョウ エイトワン)」(品川区東五反田1、TEL 03-6450-3087)が東五反田エリアにオープンして2カ月がたった。
大将の服部誠さんは、すし職人歴19年。五反田はすし職人としての修業を始めたころに勤めた街だという。
店名は外国人旅行者に分かりやすいよう意識して名付けたという。「81」は、国際電話をかける際の日本の国番号。
店舗外観は、壁面を黒く塗り、格子やガラス製のドアを設置する。「品がありながらも、入りやすい雰囲気を演出した」と服部さん。店舗面積は約20坪、席数はカウンター9席。
メニューは、2種類のコースのみ。握りとつまみを組み合わせた「大将おまかせ握りコース」(1万2,000円)と「大将こだわり握りコース」(1万5,000円)を用意する。
握りは、季節に合わせて旬のネタを用意する。「マグロとウニは特に品質にこだわっている」と服部さん。ウニは、北海道産バウンウニや青森産ムラサキウニの2種類を食べ比べできる。酢飯は、赤酢と米酢でそれぞれ仕込んだものをネタによって使い分けているという。
つまみは、「タコの柔らか煮」や「アワビの酒蒸し」、「ホタルイカのしゃぶしゃぶ」など。「イワシの磯辺焼き」や「明太子の西京漬け」、「メビカリの唐揚げ」も用意する。
ドリンクメニューは、専門スタッフが選んだ約20種類の日本酒をそろえる。ラインアップは、「日高見 芳醇辛口純米吟醸 弥助」(一合=1,420円、半合=820円)や「出羽桜 桜花吟醸」(同=1,080円、同=650円)のほか、「手取川 夏 純米」(同=1,030円、同=630円)など季節に合わせる。「コース内容に合わせてお勧めの銘柄をスタッフが紹介する。すしとのマリアージュを楽しんでほしい」と服部さん。
そのほか、ワイン(グラス=1,300円~、ハーフボトル=4,220円~、フルボトル=8,100円~)や焼酎(760円~)、シャンパン(1万4,800円~)などを用意する。「こうの果樹園 みかん」や、赤ブドウを使った「月山ワイン ヤマソーヴィニヨン」(以上760円)、酒蔵の仕込み水を使う水出し茶「有機ジャスミン」(650円)などのノンアルコールドリンクもそろえる。
今後は、現在使われていない2階に掘りごたつ席や個室を設け、価格帯を下げたコースを提供していく予定という。服部さんは「満席の日が多いため事前予約がお薦め。記念日など特別な日の食事として来られる方も多い。過不足のない細やかなサービスを提供できれば」とほほ笑む。
営業時間は17時~23時30分。今後は18時からと20時からの2部制を検討している。