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大井町に「東京めだか流通センター」 約40種、2万円の貴重種も

店長の池田匠さん

店長の池田匠さん

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 メダカ専門店「東京めだか流通センター 東京本部」(品川区東大井5、TEL 03-6718-4546)が大井町駅近くの大井銀座商店街にオープンして1カ月がたった。経営は日本真企画(同)。

「東京めだか流通センター 東京本部」外観

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 店長の池田匠さんと野中真一郎さんが2人で切り盛りする。2015(平成27)年ごろからイベント出店などで無店舗販売。メダカ飼育文化の認知を拡大するため、ショールームを兼ねた実店舗開店にこぎ着けた。

 九州出身で、幼少期からメダカに親しんできたという野中さん。「これまで都内にはメダカ専門店がなかった。通販で購入すると、一部の悪質な業者がずさんな管理のもと質の悪いメダカを送ってくるケースがあり、問題意識を抱えていた」と話す。実際に何度も被害にあった経験から「メダカの愛好家として、丹精込めて育てられた全国のメダカを安全に購入できる場を作りたかった」と話す。

 同店では、全国各地から仕入れたメダカ約40種類をそろえる。生産者から直接仕入れたメダカを、繁殖させずにそのまま販売するのが特徴(一部品種を除く)。1匹100円から2万円以上のものまでを時価で販売する。店内の水槽では、神奈川県で汲んだ湧き水を使う。

 品種は、大分産の「楊貴妃(ようきひ)」や、背に銀色の筋が入った神奈川産の「みゆき 鉄仮面 フルボディ」、愛知産の「緑光(りょっこう)」など。ニシキゴイのような斑点を持つ島根産の貴重種「雲州三色」や、全身が黒く体表にラメの入った神奈川産「ブラックダイヤ」も。

 そのほか、飼育用の容器や赤玉土(以上500円~)、自然な発色を促すというオリジナル配合のエサ(250グラム=800円~)などを用意する。

 今後について、「メダカ業界を牽引する店になり、海外進出を目指したい」と野中さん。「東京にちなんだオリジナル種も改良中。近日中に店頭デビューできれば」と話す。池田さんは「通りがかりの来店も大歓迎。発色や体型、ラメの入り方など『こんなメダカは初めて見た』と驚かれる方も。育て方など気軽に相談してほしい」と笑顔を見せる。

 営業時間は12時~21時。火曜定休。

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