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学研が「Gakken英語合格トレーナー」を専用サイトで無料公開 臨時休校中の英検対策に

「Gakken英語合格トレーナー」画面と、学研プラスの代田さん(右)と野中さん(左)

「Gakken英語合格トレーナー」画面と、学研プラスの代田さん(右)と野中さん(左)

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 学研ホールディングス(品川区西五反田2)は3月2日、同社運営のウェブサイト「Gakken家庭学習応援サイト」上でスマートフォンアプリ「Gakken英語合格トレーナー」を公開した。全国の小中高校の臨時休校に対応する取り組み。開発は学研プラス(同)。

「Gakken英語合格トレーナー」はトーク画面で英語学習を行う

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 サービスの提供開始は2019年7月。LINEアプリで「Gakken英語合格トレーナー」公式アカウントを「友だちに追加」すると、実用英語技能検定(英検)の試験内容に基づく単語学習や問題演習、リスニング、解説動画の視聴などの機能を無料で利用できる。対応級は3級、準2級、2級の3種類。

 開発のきっかけについて、学研プラス小中学生事業部教科教育編集室室長の代田雪絵さんは「これまでは参考書を主に作っていたが、学生のほとんどがスマートフォンを持つようになったことからアプリ開発に着手した。LINE公式アカウントでのサービス提供を検討していた時期に、ちょうど大学受験において外部試験の活用が持ち上がり、英検に着目した」と話す。

 今回、専用サイト内での無料公開に踏み切った経緯について、英語・語学チーム副編集長の野中綾乃さんは「2019年のサービス開始からこれまで、『Gakken英語合格トレーナー』は参考書の読者や一部自治体に向けて紹介するにとどまっていた。今回の全国的な臨時休校の動きを受けて、こういう時だからこそより多くの子どもたちに利用してもらえればと考え、Gakken家庭学習応援サイト上で公開することになった」と説明する。

 野中さんは「スマートフォンで気軽に利用できるので、空き時間や隙間時間を英検対策の勉強に活用してもらえれば」と、サービス利用を呼び掛ける。今後の展望について代田さんは「ライティングやスピーキングの機能拡充も検討している。利用者の正答や誤答のデータなども活用して、より分かりやすい教材を作成し、学生たちの力になりたい」と意気込む。

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