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品川区の商店街で「大商業まつり2021」始まる 参加120店でデジタルスタンプラリー

「大商業まつり2021」スタンプラリー画面(写真提供=品川区商店街連合会)

「大商業まつり2021」スタンプラリー画面(写真提供=品川区商店街連合会)

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 「品川区商連 大商業まつり2021 デジタルお買物ラリー」が11月16日、品川区内の商店街で始まった。主催は品川区商店街連合会(西品川1)。

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 地域の商店街を盛り上げる企画として、2006(平成18)年から毎年開催している同イベント。2019年度までは、中小企業センター(西品川1)などを会場に、即売会やステージ企画、抽選会などを企画してきた。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して会場開催を取り止め、スクラッチカードを配る施策に切り替えた。

 今年も特設会場は設置せず、メイン企画は参加店を巡ってスタンプを集めた参加者にクーポンを進呈する「デジタルお買物ラリー」を実施する。実施には五反田バレー会員企業のエム・フィールド(東五反田1)が提供するデジタルスタンプのシステムを採用する。

 同企画の経緯について、品川区商店街連合会の榎田陽子さんは「2020年11月にInnovation Space DEJIMA(東五反田2)で開催したイベント『デジマ式 plus』がきっかけ。感染症には気を配りながら商店街の企画のマンネリ化を脱したい。デジタルサービスの活用は、参加者の利用状況やどの店に人が集まったのかなどイベントに関するデータが自動的に残るのが大きな魅力」と話す。

 スタンプラリーの参加店数は約120店。一般参加者は、店頭のQRコードまたは区商連の公式サイトから専用ページに登録し、参加店で買い物をする際に専用画面を表示してスタンプを押してもらう。スタンプを3つ集めると300円で5つ集めると500円のクーポンの進呈を画面上で受けられる。

 開催後は、スタンプラリー参加者や利用店舗などを分析し、今後の施策を検討するという。榎田さんは「今回の企画は、デジタルサービスに拒否反応を感じる人にデジタルのよさに気付いてもらい慣れてもらおうという意図がある。よく知らないままデジタルを難しいと感じている人が、導入しやすさやちょっとした便利さを実感できる機会になれば。来年以降は、特設会場とデジタルサービスを組み合わせたハイブリッド型の開催も視野に入れたい」と話す。

 クーポン進呈は先着1600人。12月19日まで。

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