「アジアイザカヤ A.SU(アス)」(品川区豊町1、TEL 03-6822-5228)が戸越銀座商店街銀六会ゾーンにオープンして2カ月がたった。
同店は、アジア旅行に行ったときの香りや楽しみを感じてほしいという思いから、コンセプトに「SMELLS LIKE A TRAVEL」を掲げる。
店内は「アジアの屋台」をイメージし、香港の街並みにある飛び出し看板をモチーフにしたオリジナルの看板や、タイの屋台風の椅子などを設置する。店舗面積は約18坪。席数は、カウンター席8席、テーブル席18席。全席禁煙。
店主の鈴木潤也さんは、開店の経緯について「表参道でアジア料理のスープ専門店を運営していたが、コロナ禍で都心は人が少なくなっていると感じた。今後は『人が出掛ける街』ではなく『人が帰ってくる街』で地域密着型の経営ができればと考え、地元客の来店が多く見込める戸越銀座商店街での開店に踏み切った」と話す。
フードメニューは、アジア各地の料理のほか、異なる料理の要素を組み合わせた創作料理を提供する。「マレーシア式火鍋」、「四川式火鍋」(以上1人前=1,280円)、「活〆真ダコのベトナム酢の物」(680円)、「香港クリスピーポーク」、「参鶏湯」(以上1,280円)、「ヤムウンセン」、「トッポギ」、「海南鶏(ハイナンチキン)」、「ゴイ・ガー」(以上580円)、「空芯菜炒め」、「オムパッタイ」(以上680円)、「台湾牛肉飯(ニューローハン)」(780円)、「“炙り“シンガポールチャーシュー」、「ヤンニョムマグロ」(以上880円)などを用意する。
ドリンクメニューは、「青島(チンタオ)ビール黒」(680円)、「ビアラオ ダークラガー」(800円)、「シンハー生」(580円)、「エベレストビール」(850円)など、アジア各国のビールをそろえるほか、「王道生レモンサワー」、「タイミルクティーハイ」、麦焼酎「一粒の麦」、タイウイスキー「メコン・タイリカー」(以上450円)、「レーズンハイボール」(480円)、「ソウルマッコリ」(1,100円~)、ソフトドリンク(350円~)などをそろえる。タイ・パンガン島のフルムーンパーティーで親しまれているという「バケツサワー」(1,980円~)は、2つのバケツに酒と割り物をそれぞれ入れて提供する。想定客単価は、3,000円~4,000円。
「フードメニューは、まず現地のレシピを調べることを大事にしている。たくさんのレシピに目を通してその料理をひも解き、自分なりの解釈を追求している」と鈴木さん。「皆さんの日常生活にアジア各国の料理が溶け込むことで、食の楽しみや面白さが広がったらうれしい。身近な感覚でアジア料理を楽しんでもらえたら」とほほ笑む。
営業時間は、16時~23時30分、12月からは17時~23時30分(土曜・日曜・祝日=16時~)。新型コロナウイルス感染症の対策として、店内を換気し、スタッフはマスクを着用する。入り口とレジカウンターには消毒液を設置する。