眼鏡・補聴器専門店「アイビーメガネ」(品川区西中延2、TEL 070-1595-1001)が昭和大学病院附属東病院近くにオープンして3カ月がたつ。
近隣に移転した薬局「共創未来」跡を全面改装して利用する。店舗面積は16坪。
店名は、眼鏡の「Eye(アイ)」と植物の「アイビー」、蜂の「Bee(ビー)」を掛け合わせたという。人とのつながりを大事にして、地域社会に貢献していきたいという思いを込める。
社長の福永照幸さんは、眼鏡業界で25年の経験を持つ。開業経緯について、「独立前に勤めていた会社での役員経験を通して、自分の店を出したいと思った。親交のある眼科医からの意見も参考に、競合店が少ないエリアに出店を決めた」と話す。
同店は眼鏡を800本ほどそろえる。価格は全て薄型非球面レンズ込み。オプションでカラーレンズ(3,000円)、調光レンズ(2万円)、エイジングケアレンズ(4,000円)を付けられる。
大人用は、顔の横幅が広い男性向けのフレーム「Manhattan Design Studio(マンハッタンデザインスタジオ)」(4万,900円)、鼻パッドのないサングラス「Choco Sun(ちょこサン)」(1万4,850円)や「Choco See(ちょこシー)」(2万8,700円~)、「AQUALIBERTY(アクアリバティ)」(2万1,200円~)、仏ブランド「DILEM(ディレム)」(5万2,900円~)、付け替えのテンプルチップ(7,000円~1万円)などを販売する。
「『Choco』シリーズは先セル(耳あて)が鼻当ての代わりになっている。鼻に跡がついたり化粧落ちしたりしないと評判。『DILEM』は、テンプルチップ(つる)を好きなデザインに変えられる。日本での知名度は高くないが、展示会で見つけて面白そうだったので仕入れた」と福永さん。
子ども用は、弱視治療用眼鏡「omodok(オモドック)」(低学年向け=3万8,600円、高学年向け=3万6,400円)、特殊樹脂を使い軽さを追求した「Swissflex(スイスフレックス)」(kids=2万9,800円、teen=3万2,800円)、「gosh(ゴシュ)」(2万4,500円~)などを並べる。「omodok」はSNSで話題になり、入荷待ちになることもあるという。
福永さんは「子ども用眼鏡は鼻当てが壊れやすいが、同メーカーの鼻当ては着脱可能で交換できる。掛け心地を保持するために設計されており、体を動かしてもズレにくい」と話す。
補聴器は「Starkey(スターキー)」、「PHONAK(フォナック)」、「oticon(オーティコン)」、「ReSound(リサウンド)」の4社を用意する。充電式が主流で、低価格帯は18万円~、高価格帯は55万円~のものも。レンタルは1カ月(3,000円~)から対応する
福永さんは「ゆくゆくはオリジナル商品を作り、地域と眼鏡業界を活性化させたい」と意気込む。
営業時間は10時30分~18時30分(日曜は予約制)。火曜定休。新型コロナウイルス感染症対策として検査機にシールドを付け、店員はマスク着用し、アルコール消毒を徹底する。