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大井町で「輝け!しながわジェンヌ2022」 宝塚歌劇団OGと共演、休館前のきゅりあんで

2021年7月に開催された公演の様子(写真提供=ジェンヌプロジェクト)

2021年7月に開催された公演の様子(写真提供=ジェンヌプロジェクト)

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 ステージイベント「輝け!しながわジェンヌ2022」が1月23日、きゅりあん(品川区東大井5)の大ホールで開催される。主催は品川文化振興事業団、企画協力はジェンヌプロジェクト(小山6)。

過去の「しながわジェンヌ」公演の様子(写真提供=ジェンヌプロジェクト)

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 「しながわジェンヌ」は、宝塚歌劇団OGと有志の品川区民が共に舞台を作り上げるプロジェクト。「強く正しく美しく」をモットーに掲げ、2018(平成30)年、「品川区民芸術祭」をきっかけに活動を開始した。過去のショーはすべてきゅりあんで行い、今回が4回目となる。

 同プロジェクトでは、これまで品川区内在住・在勤・在学の小学生以上を対象に出演者を3度にわたり公募した。今回の公演は、3度目の募集で集まった3期生を中心に、34人がしながわジェンヌとして出演する。

 出演する宝塚歌劇団OGは、元花組トップスター・高汐巴さんや元花組トップ娘役・若葉ひろみさんら15人。振り付け・ステージングは、元雪組男役のはやせ翔馬さんを中心としたチームが手掛ける。

 高汐巴さんは、1972(昭和47)年宝塚歌劇団入団。1983(昭和58)年、花組トップスターに就任し、退団後品川区に転居した。しながわジェンヌには、第1回公演から携わっている。

 第一部は「VIVA!しながわジェンヌ」と題し、区民34人と宝塚OGによる合同ステージ。宝塚歌劇で使われる楽曲だけではなく、一般的に知られた音楽も使い、歌やダンスを披露する。ほぼ全員が出演するエネルギッシュなオープニングが見どころの一つ。

 第二部のタイトルは「華・麗美優~HANA REVUE~」。花をメインモチーフに、宝塚OGによる「昭和の香りが漂う、古き良き宝塚」を楽しんでもらうレビューショー。演出は、劇団四季で活躍した俳優の山口正義さんが手掛ける。

 ジェンヌプロジェクト代表の藤本佳子さんは「先が読めない状況だが、絶対に幕を上げるという気持ちで準備をしている。公演を重ねるごとに、参加するしながわジェンヌと宝塚OGの絆が深まってきた。中には、『将来、タカラジェンヌになりたい』と話す子どもたちもいる。品川区民が宝塚歌劇文化に親しむきっかけになれば」と話す。

 チケットは全席指定、一般=2,500円、高校生以下=1,000円。品川文化振興事業団ホームページや電話で購入できるほか、きゅりあん(東大井5)、スクエア荏原(荏原4)、メイプルカルチャーセンター(西大井1)、O美術館(大崎1)の窓口でも販売する。

 開演時間は、昼公演=13時、夜公演=17時。公演時間は休憩を含め約2時間で、1時間前から入場できる。新型コロナウイルス感染症の対策として、出演者はPCR検査を行う予定。来場客に検温とアルコール消毒、マスク着用を呼び掛ける。

 きゅりあんは全面改修のため2022年2月1日から休館する。利用再開は、2023年9月中旬を予定する。

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