見る・遊ぶ

スクエア荏原で元宝塚・高汐巴さんの一人舞台 「しながわジェンヌ」きっかけで

元宝塚歌劇団花組トップスター・高汐巴さん(写真提供=ジェンヌプロジェクト)

元宝塚歌劇団花組トップスター・高汐巴さん(写真提供=ジェンヌプロジェクト)

  • 5

  •  

 元宝塚歌劇団花組トップスター・高汐巴(たかしおともえ)さんの一人舞台「BLACK&SHADOWS(ブラック&シャドウズ)」が6月19日・20日、スクエア荏原(荏原4)内のひらつかホールで開催される。主催はジェンヌプロジェクト(小山6)、共催は品川文化振興事業団。

[広告]

 主演を務める高汐さんは品川区在住。1972(昭和47)年に宝塚歌劇団へ入団、1983(昭和58)年に花組トップスターに就任し、退団後に品川区に転居した。

 2018(平成30)年には、品川区と品川文化振興事業団が主催する「品川区民芸術祭」で舞台「Dream Stage 輝け!しながわジェンヌ」を指導・出演した。「しながわジェンヌ」は、宝塚歌劇団OGと有志の区民が共に舞台を作り上げるプロジェクトで、7月に第3期生の公演を予定している。

 「BLACK&SHADOWS」公演の経緯について、制作を担当するジェンヌプロジェクトの藤本佳子さんは「2018年に始まった『しながわジェンヌ』の反響が大きかったため、品川文化振興事業団から高汐さんへオファーがあり、今回の一人舞台が実現した」と話す。

 「BLACK&SHADOWS」は2部構成のオリジナル書き下ろし作品。第1部は「バルバラ 黒いドレスと黒いピアノ」。フランスのシャンソン歌手・バルバラの自伝『一台の黒いピアノ』を題材にした音楽劇を、一人芝居で演じる。第2部の「黒と影・男と女」は、ショー形式のトークコンサート。作品のために、22曲が書き下ろされたという。脚本・演出は、「今夜は最高」や「笑っていいとも」などのテレビ番組ほか、芝居やミュージカルの構成を手掛ける高平哲郎さん。

 チケットは全席指定で、A席=7,000円、B席=6,500円。電話や予約サイトのほか、スクエア荏原、きゅりあん(東大井5)、メイプルカルチャーセンター(西大井1)、O美術館(大崎1)、しながわ観光協会(大井1)でも販売する。

 「自分自身のキャリアアップのためにも頑張りたい。すてきな作品なので、一人でも多くの方に見ていただければ」と高汐さん。藤本さんは「緊急事態宣言の延長により、宣言下での公演になってしまったが、文化・芸術の明かりを消さないため、楽しみにしていただいている方のため、千秋楽まで走り抜けたい」と話す。

 開演時間は、19日=13時、17時、20日=13時。公演時間は休憩を含めて約2時間を予定する。開場時間は開演時間の30分前。座席の間隔を空けるため、入場チケットはホール定員の50%を販売する。新型コロナウイルス感染症の対策として、出演者はPCR検査を実施予定。来場客に検温とアルコール消毒、マスク着用、緊急連絡先の登録を呼び掛ける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース