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大井町にカフェ&コミュニティ「PARK COFFEE」 東急の所有地活用

左から阿部彩水さん、熊田雄介さん、スタッフ(写真提供=熊田さん)

左から阿部彩水さん、熊田雄介さん、スタッフ(写真提供=熊田さん)

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 コーヒーショップ「PARK COFFEE」(品川区大井1、TEL 03-6754-4286)が大井町エリアにオープンして1カ月がたった。東急(渋谷区)が自社所有地を活用し、店舗運営は自由が丘の「Sunset Coffee」を手掛けるシード(目黒区)が担う。

「PARK COFFEE」内観(写真提供=東急)

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 物件は新築で、1階=カフェとコミュニティスペース、2階=事務所。内装には東急線車両の一部座席や手すりなどの廃棄部材を、立て看板には東急池上線池上駅の木造旧駅舎の廃材を使ったという。店舗面積は約11坪。席数はテーブル=8席、カウンター=6席。

 コンセプトに「大人になっても立ち寄れる、公園のようなコーヒーショップ」を掲げる。東急担当者の熊田雄介さんは「街のコミュニティスペースとして、地域住民との接点を作るため。大井町は沿線重点エリアなので、東急の存在感をよりアピールしたい」と話す。

 同店で提供するコーヒーは、豆の輸入と焙煎(ばいせん)を手掛ける「OBUSCURA COFFEE(オブスキュラコーヒー)」(世田谷区)が監修する。東急担当者の阿部彩水さんは「コーヒー豆は8種類から選べる。オリジナルの『大井町ブレンド』は中いりで、最後にハーブが香る。飲みやすくさっぱりとした味わい」と話す。

 ドリンクメニューは、「本日のコーヒー」(450円~)、ハンドドリップコーヒー(550円~)、ノンカフェインコーヒー(600円~)、カフェラテ、豆乳ラテ、カプチーノ、チャイ(550円~)、オーツラテ(650円~)、ティー(400円~)などを用意する。

 フードメニューは、シフォンケーキ、マフィン(以上400円)、パウンドケーキ(350円)をそろえる。コーヒー豆の販売も。想定客単価は1,000円以下。

 コミュニティースペースでは、市場の流通には乗らない規格外の花「チャンスフラワー」を使うアレンジメント教室や、フードロスイベント、子育ての情報共有ができる「品川区子育てお話し会」などを開催する。

 「街のコミュニティ拠点として、社会問題やSDGsに関する情報発信をしていきたい」と熊田さん。阿部さんは「何か面白いことをしようとしている人とつながり、今後もコミュニティスペースをさまざまな方法で活用できれば。大井町全体を盛り上げていきたい」と意気込む。

 熊田さんは「イベント時はもちろん、普段から地域の人が集まり、ファンになってもらえたらうれしい」とほほ笑む。

 営業時間は9時~18時(土曜・日曜・祝日は10時から)。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、スタッフはマスクを着用するほか、入り口に消毒液を用意する。また、店内の常時換気やアクリル板の設置を行う。

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